夕方にうとうとすると夜の睡眠の質が下がって疲れがとれない
■いつも居眠りする場所に座らない
成長ホルモンは深部体温が下がるほど多く分泌され、入眠直後から3時間に分泌が高まります。夕方や夜の早い時間帯にうとうとしてしまうと、就寝時の成長ホルモンの分泌が不足してしまいます。さらに、成長ホルモンは睡眠不足が続くと1日に2回分泌するようになります。
成長ホルモンには睡眠を促進させる効果もあるので、こうなると、本来であれば眠る必要がない夕方や夜の早い時間帯に成長ホルモンの分泌が高まり、さらにうとうとしてしまう悪循環に陥ってしまうのです。
就寝時に深部体温をきちんと下げて、成長ホルモンをしっかり分泌させるためには、まず夕方や早い時間帯にうとうと居眠りしないようにしましょう。うとうとするのが習慣になっている人は、リビングのソファでテレビを見ながら……といったように、いつも決まった場所で居眠りしているケースがほとんどです。「その場所に座ったらうとうとする」という行動を脳が記憶しているので、眠くなかったり疲れていない時でも、決まった場所に座るとうとうとするようになってしまうのです。