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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

感染者300万人超の米国 最大のクラスター発生源は刑務所

公開日: 更新日:

 これを書いている今、アメリカの感染者は300万人を超え、死者13万人以上、毎日5万人が感染している異常事態です。

 中でも最大のクラスター発生源となっているのが全米の刑務所です。

 以前、食肉加工場や老人ホームからクラスターが多く発生しているとお伝えしましたが、いま圧倒的に多いのが刑務所での感染で、全米のトップ・クラスター上位20カ所のうち17カ所が刑務所と拘置所です。

 計8万4000人の受刑者が感染、700人以上が死亡したと報道されており、トップのロサンゼルス刑務所の感染者はもうすぐ3000人に達しようとしています。

 密閉空間に多くの受刑者が暮らす刑務所で感染が増えることは容易に想像がつきますが、要因はそれだけではありません。例えば感染者数4位で約1700人の感染者が出ている北カリフォルニアのサン・クエンティン刑務所では、5月時点では感染者ゼロでした。

 一方、南カリフォルニアのチノ刑務所では感染が広がり始めていましたが、看守が明らかにコロナの症状を示しているのに通常通り出勤していたと、受刑者が地元テレビ局のインタビューで語っていました。

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