ポルトガル料理「バカリャウ・ア・ブラス」を食べて思う
マカオが好きで、コロナ前は頻繁にマカオへ出かけていた。格安航空で金曜日深夜に日本を発ち、土曜日早朝に香港着。そこからマカオに行き1泊。日曜日には香港へ戻り、深夜便で日本へ帰国。そのまま出社という、超弾丸スケジュールだった。
ギャンブルには関心がなく、マカオでも一度も経験がない。ではなぜそんなにマカオに引き付けられるかというと、食。マカオ料理にハマってしまって、「あ、あれ食べたい。マカオに行こう」となってしまっていたのだ。あぁ、マカオに行きたい。
マカオ料理は、ポルトガルと中国・広東省の影響を受けているので、ポルトガル料理と似通ったものもある。マカオに行けないのならポルトガル料理で欲求を満たそう、と先日、都内の某店に出かけた。
タラを干したバカリャウを使ったコロッケ、そしてバカリャウと千切りジャガイモを炒めた「バカリャウ・ア・ブラス」を堪能。
とてもおいしかったのだが、その一方で「コロアン(マカオ最南端の島)のレストランで海の音を聞きながら、アフリカンチキン(マカオ名物の鳥料理)を食べたいなぁ」と、涙が出そうなほど強く思った。(和)