インド株投信が人気を呼ぶ背景 平均年齢約28歳で経済成長に期待

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 新NISA口座でインド株投信の積立設定をする人が増えている。SBI証券で成長投資枠とつみたて投資枠を合わせた月間積立設定金額(7月)を見ると、6位に「ピクテ-iTrustインド株式」、9位に「au-auAM Nifty50インド株ファンド」が入っている。前月の順位は、それぞれ8位と15位だったから、ここにきてインド株に興味を持つ人が増えていることになる。

 背景にはこれまでの政策の継続性に安心感が出ていることがある。インドでは6月4日に総選挙が行われ、モディ首相が率いる与党インド人民党が議席を大きく減らし、単独では過半数に届かなかった。予想外の結果を受けて、同日のインドの株式市場は大幅に下落したが、与党連合「国民民主同盟」を構成する2党がモディ政権への支持を表明したため、モディ政権の3期目入りが確定した。モディ首相の続投が決まったことで、インフラ投資や外資企業の誘致など、これまでの政策が継続されるとの安心感が広がった。

 ブルームバーグによると、6月の外国人投資家のインド株の買越額は40億ドル(約6400億円)を超え、4月、5月の売り越しを相殺したという。投資家のインド株回帰を受けて、株価指数は8月1日まで最高値を更新してきた。8月5日の株価急落ではインドの株価指数も下落したが、下落率は4%にとどまっている。

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