アーモンド23粒で老化遅らせるビタミンEを9グラム摂取できる
1月23日は、アーモンドの日でした。米農務省の監督下にあるアーモンド生産者・加工業者の代表組織、カリフォルニア・アーモンド協会が2008年に制定したのだとか。なぜ1月23日かというと、アーモンドの摂取目安量が1日23粒だから。
ミツヤ研究所の管理栄養士、二瀬唯さんによれば、アーモンドにはビタミンE、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、不飽和脂質、タンパク質、食物繊維など、健康を保つ上で積極的に摂取したい栄養素が10種類以上含まれている。
アーモンドを1日23粒(約30グラム)食べると、ビタミンEを約8.7ミリグラム摂取できる。これは、厚労省が定める成人女性のビタミンE摂取目安量1日6ミリグラムを上回る量だ。ビタミンEは、老化や動脈硬化、がんなどの原因のひとつといわれる活性酸素から体を守る抗酸化作用に優れている。
また、アーモンドは食物繊維が豊富。小腸で消化・吸収されずに大腸まで達するので、整腸作用が期待できる。23粒のアーモンドで、約3.3グラムの食物繊維を摂取できる。食物繊維の平均摂取量は1日14グラムと推定されており、成人が目標とすべき摂取量に、男性7グラム、女性4グラム不足している。アーモンドを上手に活用して、食物繊維摂取に努めたい。
なお、健康のためにアーモンドを食べる場合は、塩分や油分の過剰摂取にならないように、無塩や素焼きなど加工されていないものを選んだ方がいいでしょう。(和)