著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

三笘薫は先発か、ジョーカーか…本人は「GSで勝つことだけを考えている」とキッパリ

公開日: 更新日:

三笘薫(25歳・英プレミア・ブライトン)

 10月14日の英プレミア・ブレントフォード戦で右足首を負傷した三笘は、松葉杖をついて帰路に就いた。16日の天皇杯決勝を視察した森保一監督も「まだ情報が入っていないので」と顔を曇らせたが、カタールW杯本番には支障がない様子。「戦術・三笘」とも言うべき男の存在はそれだけ日本にとって重要と言える。ただ、希代のドリブラーを先発させるか、ジョーカーと位置付けるか、そこは指揮官も思案のしどころだ。

 ◇  ◇  ◇

「スタメンで試合に出たい? もちろんです」

 9月27日のドイツ遠征・エクアドル戦を控えた25日の練習後。三笘は筆者の問いにキッパリとこう言い切った。

「『途中出場だから結果を出せる』と思われるか、『先発でもできる』と思われるか。自分自身はどっちもできると思っているし、それを証明するいい機会。最初から100%を出さないといけない」と目をギラつかせたのだ。が、エクアドル戦は狙い通りの仕掛けを見せられずに苦しんだ。

 FW古橋亨梧(セルティック)、トップ下の南野拓実(モナコ)らと4-2-3-1で組む形は実戦では初めて。距離感や間合いなども含めて難しさもあっただろう。時間を追うごとに得意のドリブルで敵陣に進入する回数は増えたものの、「先発OK」という一発回答には至らなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動